喜 do 愛 楽 〜つれづれなるままに〜

ほぼ日記です。そのとき感じたことを書き殴ってます。世間体とか気にしない。

売り場で働き始めて、正直今日が一番嬉しかった。

平日は、正直言って暇な時間をもてあますことが多い。

どうやったって、今のうちの店に人を呼び寄せるのなんて無理で。M越さんやM屋さんに負けて、当たり前だよなぁ、というようなブランドしかないし。正直、魅力も無いと思う。(早く改装案がなんとかなればいーのに。)

しかし、そんな暇な店だからこそ、じっくり接客して、お客様が商品を買おうと決めてくれると嬉しいわけで。

今日のは、今までで一番嬉しかった

おばあちゃんで、娘さんに会いに東京に来ているそう。住んでいるのは山口なんだって。ちょうどレスポ付近でうろちょろしてた時に、おばあちゃんがレスポを見ていらっしゃるから、声掛け。すると、おばあちゃんに色々質問されたので、でたらめは言えません、答えられる範囲で一生懸命答えた。そしたら、おばあちゃん、レスポが気に入ったみたいで、色んな商品を手に取り始めて、見てくれた。

あれやこれやと迷った挙げ句、ちょっと値段が高いから、また明日か明後日ご来店するから、と言って帰りそうな雰囲気になった。おばあちゃんは、あたしの接客を喜んでくれたし、あたしもおばあちゃんの反応が良くて嬉しかったから、最後までお話を聞いてレスポの売り場の出口までお見送りをしようとした。

すると、出口付近で、さっきおばあちゃんが「いいな」って思って迷ってた柄の違う形のバッグを見つけて、それを手にとって見だした。

あたしはただ単に、そのバッグの使い勝手やおばあちゃんに似合う事、思ったことをおばあちゃんに伝えた。そしたら、帰ろうとしていたのに、おばあちゃん、なんとそれを大変気に入ってくれて、買って帰ると。

説明下手でごめんなさい。。。

とにかく、最初の声掛けから、アプローチ、おすすめ、その他もろもろマニュアルなんて関係無しに、自分の思ったとおりに、自分のペースで、そしておばあちゃんのペースで出来て、一度は店を出ようとしたおばあちゃんが、その数分後にお買い上げ決定を下したことに対する驚きと自分の純粋な接客を褒めてくれた喜びとか色んな気持ちが混じって、すっごい嬉しかった!感動して、ちょっと泣きそうでした(笑)レジに入金に行った時相当笑顔だったみたいで、そのやりとりを近くで見ていた人にも「良かったね~!」って言ってもらえたりで、ほんとにほんとに嬉しかった!あのおばあちゃんのことは、あたしの百貨店人生の中で、絶対に忘れることのないお客さんになると思います。本当に嬉しかった。