タイトルに‘論’なんてつけてしまったけれどそんなに大それた事を書くつもりはありません。
以前、「歌詞」について友人と意見を交わしたことがありました。
その友人は、音楽とは音を楽しむものだから、極端に言ってしまえば歌詞なんかいらないってなものでした。
しかし、しかしですよ、確かに音楽は音を楽しむって書きます。その通りだとも思います。でも、その素晴らしいインストゥルメントに詩がノっていたら、ワクワクしませんかね?そしてそれを書いた人に対して、なんであんたはそこまでわかってるんだって、思いませんかね?
今までに、一回でも詩に感銘を受けた…まではいかんくても、共感したって人は、多いんじゃないでしょうか? あたし?共感しまくりですわw
たとえば、山崎まさよし。『僕はここにいる』『僕と君の最小公倍数』『月曜日の朝』が入ってるアルバム『ドミノ』はマジでやばい。
歌詞を順に一部抜粋すると、
もっと君のこと知りたいよ 悲しみもささやきも全部見てみたい 苦しいよ 今度はいつ逢える むくわれない束の間の夢ならば せめて偶然の時だけでも はかないうたかたの恋ならば せめて今君の声だけでも
伝えたい気持ちは 思ったより少し複雑で いつもと同じような 言葉だけを選んでばかり まだつかめない 何十回くちづけても 何百回抱きしめても まだ見えてこない 何十回身も心も 何百回わかったつもりでも
月曜日の朝は、詩、曲ともに短いので、抜粋できません(苦笑)
いい詩書いてるな、って気ぃしませんか?また曲が最高なんですよ。まさやんは、すっげー特徴ある歌い方ですが、またそれが良かったりするんですよ~。
基本的に共感するのは恋の歌が多かったりするわけで、そして失恋ソングが主だったりするわけです、なんせ、破れまくっていたので(涙)悲しい時は、切ない曲を聴いてティッシュを一箱用意し、部屋にオレンジのちっちゃい明かりだけをつけて、完全に浸るのがサトウアイ流ですw
あとはね、スピッツ。マサムネさん、なんであたしの気持ちわかってんの?相談したっけ?っていうくらい、ドンピシャな歌詞が多すぎなんです。
いちばん最近だと、正夢。
『「届くはずない」とか つぶやいても また 予想外の時を探してる』んだよね、ほんとに。 『ずっとまともじゃないってわかってる』んだけど、『少しも忘れられないまま なんか無理矢理にフタをしめた』感じなんだよ。 『いつか正夢 君と会えたら 打ち明けてみたい 裏側まで 愛は必ず 最後に勝つだろう そうゆうことにして 生きてゆける あの きらきらの方へ登っていく』って、これがリリースされたまさにそのとき、こういう気持ちだったの。
まぁ、基本的に忘れられない‘彼’を想い浮かべた詩がかなり多かったりで(笑)そんなサイテーヤローかもしれない私ですが、でも、詩って、すげー音と一緒だと、余計心に響いてきません?音楽に身をゆだねて、流れに乗るのもとってもいいことだと思うけれど、それに自分の気持ちとマッチングした詞がのっていたら、さらにさらにその曲にゾッコンになるんじゃないかなぁ、とか思ったり。
スピッツ、ミスチル、まさやん、マッキー、福山、EXILE、HY、aiko、etc etc...めっちゃミーハーですが、いい歌詞を書くひと、ほんとに大好きです。
最後に、今付き合っている人と別れてしまった人、ミスチルの『渇いたkiss』聴いたら、涙が止まらないと思います。強がってるわけでもなく、日々の生活をごく普通にこなしてしまう自分に対するやるせなさと、別れた人に対する「行かないで」ってゆー気持ちと想い出。これ、別れたら多分聴きたくないくらいやばいだろうなぁ…。興味がある人は、歌詞だけでもどっかから拾って見て下さい。まじ、やばいって。桜井さん。
と、ゆーわけで。‘論’とかつけても、やっぱりロクな事語らなかったでしょ?(笑)音楽に対する思い入れは、音楽をやってる人なら尚更だろうけど、人それぞれ、全く違うと思います。そんな中の、一つとして聞いてもらえたら、幸いです。