喜 do 愛 楽 〜つれづれなるままに〜

ほぼ日記です。そのとき感じたことを書き殴ってます。世間体とか気にしない。

共犯者

僕らは、共犯者だ
あの時負った傷が、今でもむず痒くて、たまに張り裂けそうなんだ
この傷を誰かに見せることは、自首することになる
だから絶対に、ない


いつか笑って、あんな過ちを犯したねと話せればいい
苦しかった記憶が全てなくなればいい
この傷が癒えるまでまだまだ時間を要しそうだけれど
きっといつかまた逢える日を信じてるから
笑って話せる日を夢に見ているから

君はなにか傷を負ったのだろうか?
あの時からそれぞれの道を歩き始めた僕らには、確かめる術なんてないけれど
僕の傷が疼くのと同じように、君にもしこりが残ればいい
傷が痛むたびに、しこりが疼くたびに、僕を思い出せばいい
そんなことないってことは、重々承知のつもりだけど

あの時見たこの景色は、今君の目にどう映ってる?
きっといつもと変わらないんだろう
君に似たシルエットを見かける度に、ゾクッとするんだ
あの時の高揚感や緊張感、胸の高鳴りが、昨日のことのように、フラッシュバックするんだ
わかっている、もう二度とないことは
でも、忘れられないんだ

今じゃ家庭ももって、毎日楽しく笑って暮らしているよ
でも、満たされないんだ
いけないと心が叫んでも、求めてしまう
馬鹿な独りよがりで、きっとこんなこと思っているのは僕だけなのに
君との再会を心待ちにしているんだ
僕らが犯した罪の重さを未だに理解できないでいるんだよ
君の姿を今でも捜しながら